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2010.8.14

第21回公開研究会(2010年9月)のお知らせ

■テーマ :「スポーツとメディアリテラシー

              ~スポーツという経験の共有をめぐって」


■日 時 :2010年9月11日(土)14時~18時

■会 場 :東京大学本郷キャンパス工学部新二号館9階93b

      http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_18_j.html

      地下鉄丸の内線・大江戸線[本郷三丁目駅]から徒歩8分

      地下鉄南北線[東大前駅]から徒歩8分

■登壇者 :岡田朋之(関西大学)

      忠鉢信一(朝日新聞社編集委員)

      生駒義博(関西大学大学院)

      [司会] 村田麻里子(関西大学)

■参加費 :500円

■事前登録:不要


 2010年のメル・プラッツ年間テーマ、「コミュニティからメディアを問う」の公開研究会第3弾は「スポーツとメディアリテラシー」をテーマに開催します。


 今年2010年は、2月の冬季五輪バンクーバー大会、6月~7月のサッカーW杯南アフリカ大会と、大きなスポーツイベントが相次いで開催され、マスメディアを通じて伝えられる日本代表選手の活躍ぶりが話題となりました。

 とはいえ、W杯の際は開会前の時点でそれほど話題に上っていたとは言えない状況だったのも確かです。それが、日本代表チームがベスト16に進出する過程で一気に火が付き、テレビ中継も高視聴率を記録するなど、一時は巷がW杯一色に塗りつぶされるほどの話題沸騰ぶりでした。このギャップに引っかかりを感じた人は少なくないでしょう。


 近代スポーツとマスメディアはその草創期から分かちがたい関係のもとに発展してきました。しかし、さまざまなスポーツのメディアイベント化が進んだことで、話題性を追うあまりタレントを動員したスポーツそのものとは無関係なコンテンツづくりが批判されることも少なくありません。その一方でネットの普及と発展のなか、ブログやSNSなどを通じてマスメディアを通さずに読者に直接語りかける情報発信がスポーツジャーナリストからなされたり、選手や関係者から直接コメントが発せられたりする機会も増えてきました。また、メジャーでないスポーツについてのコアなファンによる情報共有も広がりつつあります。

 マスメディアを取り巻く状況が大きな変化の波にさらされている今日、スポーツをめぐるメディアとオーディエンス、さらには競技に関わる人々をめぐる状況もまた、その影響を免れません。今回の研究会ではメディアを通じたスポーツ経験を見直すことから、メディアリテラシーの問題をこれまでとは少し違った角度からとらえなおしていきたいと思います。


 進行としては前半で、先頃話題となったサッカーW杯をめぐるメディアと人々の関わりを中心にシンポジウムをおこないます。まずメルプラッツ運営メンバーに今年から加わった岡田朋之さんが、今回の問題意識について上記の観点から提起をおこなった上で、W杯大会期間中南アフリカに滞在し、記事を配信してこられた朝日新聞社の忠鉢信一さんから、何をどういう視点で伝えようとしたかを中心にお話しをいただく予定です。つづいて、Jリーグクラブと地域リーグのクラブのサポーターブログを自ら運営しつつ、他のネットワーカーと交流を重ねたり、ブログ接触の分析などの研究をおこなってきた関西大学大学院博士課程の生駒義博さんに、ネット上から起こりつつある変化について語っていただこうと思います。

 後半にはそこで提起された問題意識を踏まえて、参加者とともにディスカッションをおこないます。その中では参加者個々人のスポーツとの関わりを振り返ったり、大相撲のスキャンダルなどのスポーツをめぐる時事問題について考えたりすることも交えて、マスコミュニケーションのみにとどまらないスポーツ経験の共有の可能性について考える機会になれば幸いです。


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